太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

丁度見ていた8時までのテレビ番組が終わり、今はニュースをしている。



「まだ・・・帰らなくていいの?」



私がそう言うと、爽太は「うん。もう少ししたら帰るよ」と言った。



こんなに遅くなってもいいのかな・・・。

ここは中々の田舎だし、夜は街灯があるのがいい方。

人通りが少ないこともないけれど、暗いし危ない。



「そっか・・・」



私たちは、少しの間黙ったままテレビを見ていた。

お互い何も喋ろうとせず、話しかけなかった。


聞くべきなのか、分からないし・・・・聞いていいのかな?