太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

一人でソファに座ってテレビを見ていたら、急に隣に座ってきた爽太。


びっくりして少し反対側に寄る。



「皿洗い完了!」



そう言って私に向かってピースする。


「お疲れ様。ありがとう」


びっくりしながらも、私の頬は段々と赤く染まっていく。

こんな笑顔を間近で見せられてドキドキしないはずがない。



好きだから・・・・顔が赤くなって、ドキドキして・・・苦しくなる。



でも今は、素直に笑顔になれない。


やっぱり・・・理由が知りたいと、そう思ってしまう私は、我儘なんだろうか。

未だにモヤモヤが晴れない私の心。