「・・・なんだよジロジロ見んな」


笑って「食えないだろ」と言った爽太を見て少し恥ずかしくなって「ごめん」と言うと、

この際テレビでも見てようと思って目線をテレビに移す。


「んっ・・・」


その時爽太の声がして、嫌な予感がした。


「な、何・・・」


眉間に皺を寄せている爽太の顔を見て・・・これはやばいと思ったとき。


「このオムライス・・・めっちゃ旨い!」


その言葉にホッと安堵のため息が漏れる。


「あー、はいはい。驚かせないで・・・」


実を言うとかなり不安だったから良かった。



そんなことを心の中で思いながらも、

まあよくある展開だなと自分でも思いながらオムライスを口の中に運んだ。


ん・・・?