「あっ、えーと、その!!何でもない!!帰っていいよ!?」


テンパって呂律が回らない。


心臓がバクバクと鳴って顔は真っ赤。

恥ずかしすぎて手で顔を覆った。




「ははは。・・・じゃあ、ご馳走になってもいいですか?芽悠さん」




赤くなった私の顔を見て面白そうに笑いながら、からかうようにそう言った爽太。


・・・・なっ・・・そんな笑顔で言われたら・・・またドキドキしちゃう・・・。




「あっ、ちょっと待って!」




一緒に食べることになってしまった・・・どうしよう・・・。

心臓が鳴り止まない。激しく脈打っているのが分かる。



私はとりあえずリビングへ行くと、下着とか自分の服とか色々持って、自分の部屋へと向かう。



洗濯物を落とさないように階段を駆け上がると、部屋に入り、洗濯物を干した。



急いで玄関まで行くと、爽太に「ごめん。・・・汚いけどどうぞ」と言ってリビングに案内する。


「すっげー、綺麗じゃん」