「わっ・・あっ・・・ごめんっ!!」


私は手で顔を覆って、また爽太に背を向けた。


こいつはなんで人の家で上半身裸になってんだ。



「あー・・・何か着るもんとかない?」



爽太の図々しさに呆れながらも、私は急いで自分の部屋へと向かった。


ドタドタと階段を駆け上がると、部屋にあった体操服を持って階段を駆け下りた。



「その・・・これしかなかった・・・」



いつも体育の時に着ている体操服。