「えっ・・・・」


驚いて声が出ないまま、目の前の人物を見つめる。


なんで・・・ここにいるの?

本当に・・・爽太?


わけがわからないまま静止していた私。



「おーい・・・」



爽太が私の目の前で、大丈夫かというように手を振る。

えっ・・・いやいや・・・えっ・・・?

爽太今まで私の家に来たことあったっけ・・・?


あー・・・一回だけ私の家でみんなで勉強した記憶が・・・。



その時以来・・・来てないよね。



って言っても私と爽太の家は近いからいつも一緒に帰っているけど。


でも・・・何の用があって・・・?


びしょ濡れだし・・・・・家の中には洗濯物干してるし・・・。


やばくない・・・これ・・・!?


下着とか干してるし・・・・・!!



パンクしそうな頭で考える。



「あの・・・さ、悪いんだけど寒いから入れてくんね?」



私が固まったまま何も言わないからか、痺れを切らした爽太がイラついた笑顔でそう言った。


私は慌ててドアを開ける。


「ごっ、ごめん・・・。あ、ちょっと待ってて!」