太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

私は濡れた洗濯物を手に、考えを巡らす。

とりあえず、部屋の中で干すしかない。


ハンガーを持ってきて、一つずつ干せるところに干していく。

いつの間にか濡れた洗濯物だらけになった家の中。



「ふぅー・・・」


なんとか・・・明日の朝までには乾いてくれますように。


でもこの風景には・・・言葉が出ないな・・・。



その時、インターホンが鳴った。


・・・・いつもはこんな時間に家にやってくる人はいないのに・・・。


お母さんが何か配達してもらうように頼んでたとか・・・?


よく分からないまま少し警戒しながら玄関へ行く。



「・・・はーい・・」



私がゆっくりとドアを開けると・・・



「よっ・・・」



そこには、びしょ濡れの・・・爽太がいた。