太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

私、城咲 芽悠(シロサキ メユ)は高校2年生。


そして月峰 爽太(ツキミネ ソウタ)はいつもの喧嘩相手であり仲の良い・・・友達。


いつの間にかどうして喧嘩したかさえも忘れてしまうほどに、爽太との時間は楽しくて大切。

爽太といるだけで・・・・笑顔になってしまう。



「城咲ー!ホント・・・あいつは・・・」


佐野っちの呆れた声が聞こえた。



私は一番後ろで一番端の、窓際にある自分の席に座る。

席替えの時に運良くなれた、最高の席だ。

外が見えるし、寝ててもバレにくいから。



教室に入ってきた爽太が、


「お前もよくやるな。まあ、佐野と案外仲良いのは知ってるけど」


そう言って私の席の前に座る。


「うん、仲良いから」


私が笑うと、爽太も笑った。


君の笑顔を見ただけで・・・こんなにも・・・胸が高鳴る。


なんでだろうか。


そんなこと、原因はとっくに分かってるくせに、認めたくない。



・・・・認められない。



どうせ叶わないと知っているから。