太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

ゆっくりと歩き始めた流生に遅れないようについていく。


ザーッと音を立てて降り続ける雨が、何だか私の心をざわつかせる。



内側に寄りすぎると流生に当たりそうで・・・少しだけ間隔を開けて歩く。


そのせいで傘から少しはみ出た腕に雨が当たる。


・・・・・冷たい。


その時、トンッと流生の腕が私の肩に当たった。



「わっ・・・」

「あー、ごめん」



び、ビックリした・・・。


軽く肩に当たっただけなのに、かなり驚いてしまった。