太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

「んじゃ俺の傘に入れよ。濡れたら風邪引くだろ」


・・・え・・・?

それって・・・その・・・。


相合傘・・・・?


流生は傘立てのところまで行き、黒い傘を持ってきた。



「いや・・そんな、流生が濡れるでしょ。いいよ、走ればすぐ着くし」




私の家は学校から徒歩15分の距離にある。


流生の家は私の家から歩いて5分くらいのところにあるから、お互い学校には結構近い。