太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

これで・・・いいの・・・。

楽しそうに笑ってる・・・・。

二人とも・・・幸せそうだから・・・・いいの。



「あ・・・もう下校時間だから私帰るね!」



抑えられない感情。

秘密のままじゃないといけないのに。



「あ、俺も帰らないと。横岡も帰るよな?」


「う、うん」



ダメだ、二人を邪魔しちゃいけない。




「用事あるから先に帰るねー!爽太、真奈美送ってあげて。私が心配だから!」




私はそれだけ言うと自分のカバンを持って教室から飛び出す。



「おいっ・・」



爽太の焦ったような声が聞こえたけれど、私は無視したまま走り続けた。



・・・・苦しい。

涙が溢れてしまいそうなくらい・・・苦しい。



私って本当に・・・・何してるんだろう。



自分の気持ちから・・・・逃げたままで・・・・。