太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~


今まで苦しかった心が、少しだけ軽くなっていくような気がした。


「でも・・・なんでキス、したの」


なぜか、冷静だった。

苦しくてたまらなかったのに。

涙が溢れて、止まらなかったのに。


今はなぜか、ちゃんと話せる。


「一度目のキスは、横岡に不意にされた」


その時のことを悔やむかのように、苦い顔をする爽太。


「真奈美に・・・?無理やり?」

「まあ、そうなる。その時は、言ったら横岡と芽悠の関係が悪くなるかと思って、言えなかった」

「・・・そっか」


真奈美に、無理やりされた。

その事実は胸を突き刺し、痛みが全身に走る。

真奈美って・・・そんなことするような子だったっけ?


そんな風に考えてしまう嫌な自分がまた出てくる。

私には、本当の彼女を見せてくれていなかったんじゃないか。

彼女は本当は・・・。