それって・・・。
最初から、芽悠と仲が良かった俺を・・・・・芽悠から奪って・・・。
でもなんで・・・芽悠が横岡にそんなことされないといけないんだよ。
「意味わかんねぇ」
自分でも知らないうちにこみ上げてきた熱い感情が・・・・拳を握る力を強める。
「誰でもいいんだよ。
陥れる相手が、城咲でも・・・城咲じゃなくても」
流生の口から発せられた言葉が・・・痛いほど俺の胸に刺さった。
そんなの、ただの噂だろ・・・・って終わらせたかった。
けど・・・・流生が言ってることが・・・・嘘だとは思えない。
「俺・・・・・横岡と話してくる・・・」
「はっ?おい!」
何もかも、わけが分からなかった。
芽悠は俺のことが好きで。
横岡は芽悠を陥れようとしていて。
結局俺は・・・・・・横岡の思い通りになってしまっていた・・・・。
そう考えるといてもたってもいられなくて・・・・校舎に駆け込む。
横岡は美術部だから・・・・教室に荷物を置いたまま部活に行ってるはず・・・・。
俺は階段を駆け上がって教室へと向かった。

