太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~





「いいよ」



乾いた声で、無理に笑う彼女。

見てられないほど・・・・・胸が苦しく・・・切なくなっていく。




「なかったことにしてあげる」




そう言った彼女の瞳には、光がなくて。


目の前にいる芽悠は・・・・芽悠じゃないみたいだった。



あぁ・・・また俺は・・・・・・



_______大切な人を、泣かせてしまった



立ち上がって俺の横を通り過ぎようとした彼女の手を、掴んだ。

その瞬間彼女の瞳から零れ落ちた・・・・・大粒の涙。