太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~



やっぱりあいつは俺のことをよく理解してる。


俺がどんな気持ちかも・・・知ってるんだろ。


掃除をする気分でもなく、どこにもやりようのない気持ちにかられていた。


俺は誰もいない屋上へと繋がる階段に行く。


今日くらいサボったって、いいよな・・・・。


屋上は開放されていなくて入ることができないけど、屋上までの階段は静かで誰も来なくて良い。


掃除は週に一度するかしないかくらいで、少しホコリっぽいのは嫌だけど、何だか落ち着く場所。



階段に座って、芽悠のことを考える。




やっぱり俺は・・・どうしようもないくらい芽悠のことが好きだ。