「でも・・・・・俺が城咲とキスしたのは・・・・・そういう理由じゃない」
先生の甘くて落ち着いた声が、私の耳に届く。
そういう・・・理由じゃない・・・って・・・。
どういう、こと?
先生は好きな人とじゃなくてもキスできるから、私ともキスしてくれた・・・・・っていうのは、違うの?
でもそれなら・・・・・なんで私なんかと?
ドキドキと大きな音を立てる心臓が、うるさい。
先生の優しい瞳が細められて、私を映す。
「じゃあ・・・先生は・・・・・なんで・・・・・」
私は顔を赤くしながら戸惑っていて・・・上手く言葉が出ない。
私に、キスした理由は・・・・・・?
それって・・・・・。
「ねぇ、城咲・・・・・。
____もう一回、キスしていい?」
そんな私を見て、先生は意地悪く・・・甘い声で囁いた。

