・・・・中1か中2の時に好きって言えてたらな・・・。
それからは芽悠と俺と流生でいるのが日常になっていた。
「お、流生」
今も三人同じクラスで、良かったのか・・・・悪かったのか・・・。
「うん、いいよ」
芽悠は笑って流生に数学のノートを渡す。
流生は笑顔で「ありがと」と返すと・・・芽悠の隣の席に座った。
「どう・・したの?」
驚いた顔をして、不思議そうに流生を見つめる芽悠。
何をするのかと思って見ていたら・・・流生の口から出た言葉は俺が呆れてしまうような言葉だった。
「いや・・・城咲って可愛いなーと思って」

