途端に、胸が苦しくなって・・・・また泣きそうになる。
私のせいで、先生に何かあったら・・・・
どうしよう・・・_____
そんな気持ちが渦巻いて、体から力が抜けていく。
顔を覆っていた手が、いつの間にか先生の上着の裾を掴んでいた。
先生の顔が見れなくて、俯きながら小さな声で言う。
「せん、せ・・・・・。ご・・・めん・・・・」
今更ながらに実感した、罪悪感。
してはいけないことだと分かっているのに・・・・
教師と生徒という境界線が見えなくなるくらい、必死だった。
爽太と、真奈美のキスシーンを見て・・・・・世界が崩れていくようだった。
何もかもどうでも良くなるくらいに、絶望していた。
「何が・・・?」
先生は顔を隠していた手を、私が先生の上着を掴んでいる手に重ね合わせた。
少しだけ震えていた手が、冷たい先生の手に包み込まれる。
優しくて、低く落ち着いた声が・・・私の心を少しずつ和らげていく。

