太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~




触れ合っていた唇が、ゆっくりと離れたとき・・・・。


そっと目を開けた。



大きく鳴る心臓。


全身が熱を持っていて、真っ赤に染まった頬で先生を見上げる。


頬に添えられていた先生の手が離れて、なぜか少しだけ寂しさを感じた。


先生はその手を自分の顔の前に持ってきて、自分の顔を隠すように俯いた。



だけど・・・・・

少しだけ見えた耳が、赤くなっていて。



その途端に、ドクン、と心臓が飛び跳ねるように大きく脈打った。


・・・・・なにそれ・・・。

先生って・・・・・そんなキャラだったっけ?



照れている先生を見て、私の顔が益々赤くなるのが分かった。


・・・・・・・可愛い・・・。


ドキドキと速くなる鼓動が、全身を熱くさせて・・・・胸を甘く締め付ける。