太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~



キスした。

それはあくまでも言葉でしかなかった。

それでも、酷い痛みだった。




けれど今は・・・・・________




__________真実を見てる。




目の前の光景から目が離せなくて、足が固まったように動かない。


見たくない。


こんなの・・・・・・・・


________見たくない。




私はその場から逃げ出すように走って来た道を戻る。



胸が苦しくて、痛くて・・・・・・・

息ができない。



・・・・・すると、そこには教室に向かおうとしていた先生がいて。


先生は驚いた顔で・・・・私を見た。



ボロボロと、また涙が溢れ出してくる。

さっきも泣いたのに、また・・・・・涙が零れていく。




「せん、せ・・・・・私に・・・・・



_________キスしてよ・・・」