太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~



鼻を掠めた先生の甘い香水の香りが忘れられなくて、思い出すだけで鼓動が速くなる。


でも先生はなんで突然・・・・・・


_____あんなこと言ったんだろう。



もし私が・・・・先生とのキスを拒まなかったら・・・・・。

先生は、本当にキスするつもりだったのかな・・・。



そう思うと心臓がバクバクと音を立てて、苦しくなる。



佐野っちは一体・・・・・


_____何を考えてるんだろうか



とぼとぼと歩いて、荷物を取りに教室へと向かう。


あんなに近かったのに。

こんなに遠くなってしまった。



爽太のことも、先生のことも・・・・全然分かんないや・・・・。