太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~


そして・・・・・切なげに、低くて落ち着いた声が響いた。


「俺は・・・・・



_____出来るよ」




その言葉を聞いたとき、

思った。


やっぱり、そうなんだ・・・・って。



好きな人とじゃないと、出来ない。

好きな人とじゃなくても、出来る。



最初から答えは分かってたのに。


先生の口から聞いただけで、やけに現実味を増す。



やっぱり爽太は・・・・・・

私のことなんて何とも思ってない。



そう言われているようで、胸が灼けるように痛かった。

凄く・・・・・・・・・苦しかった。