不意に、爽太と触れた唇に・・・・手を、当ててみる。




もしかしたらあの時も・・・・・・・


___甘えてしまったのかもしれない。



泣いている自分を、探して、慰めに来てくれたって・・・思い込んで。


そうやって、優しくされたから私は・・・・・勘違いして、甘えてしまったのかもしれない。




あの時聞いた言葉も、

触れた唇も・・・・・



全部、嘘だったのかもしれない。





なのに・・・・・・・。

なのに・・・・・私は・・・・・。



それでもあの時の

"嘘じゃない"

っていう爽太の言葉を_____




___信じたい、って思ってる。