「田中、村上ー。ハイ、再提出」
「うぇー、だるっ」
「明日まで」
「はぁっ?!」
SHRが終わって、それでも机に突っ伏していた私は、佐野っちの声に首を動かして黒板の方を見た。
男子たちにいじられながらも、楽しそうに笑ってる先生。
"お前は一人じゃない"
そんな先生の言った言葉が、私の頭の中を過ぎった。
ふぅーっとため息を吐く。
そうだ、そうだよ。
・・・・・大丈夫。
肩の力を抜いて、深呼吸する。
「バイバイ、芽悠」
「うん、じゃあね」
笑顔で真奈美にそう言うと、また机に突っ伏した。
あぁー・・・・・やっぱり・・・・。
________苦しい

