太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~




走って、保健室に行く。


こんな顔で授業なんて・・・受けられるはずがない。


「先生、ベッド・・・借ります」


保健室の扉を開けて、先生に何か言われる前に早口に言う。


「・・・・・ええ。良いわよ」



先生も何かを察したのか私に何か尋ねたりすることはせずに、優しい笑顔でただそう言った。



すぐに一番奥のベッドに行き、寝転ぶ。




消毒液の臭いがふわりと漂う中。





布団を被って・・・・目を閉じた。