真奈美が、笑ってるなら・・・・良いんだ。
そう、それで・・・・良いんだ。
私が立ち上がり、彼の横を通り過ぎようとすると・・・・
手を掴まれる。
堪えていた涙が・・・・・零れ落ちる。
「嘘じゃない」
その言葉に、ドクンと心臓が音を立てる。
好きって言葉は・・・・・。
あのキスは・・・・・・。
_____本物?
でも、それなら・・・・・。
「嘘じゃん。じゃあなんで・・・・・真奈美と・・・・・。
意味分かんない」
掴まれた手を、振りほどく。
零れ落ちる涙を手の甲で拭いながら、走って教室を出る。
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