太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~



「やっぱり爽太、変わったね」


爽太が喋ろうとしたときに、言葉を遮るようにして言った。


驚いたように目を見開く彼。



「いいよ」



なぜか、笑っていた。



「なかったことにしてあげる」



必死に、笑っていた。


何、言ってるんだろ・・・・私。



"いいんだよ、正直になっても"



佐野っちの言葉が・・・・不意に頭の中を過る。


先生。


やっぱり・・・・正直になるのは


______無理だよ。