太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~



爽太の表情は、変わらなかった。


驚きもせず、慌てる様子もなく、ゆっくりと・・・・爽太の顔が私の方に向いた。


冷静で、焦ったりしてない。

感情が・・・・読み取れない。


透き通ったその瞳に・・・・私が映し出される。



「・・・・したよ」



低くて、落ち着いた声。


焦げ茶色の髪の毛。


透き通った黒い瞳。



全部・・・・・・


別人に見えた。




たった3文字。


それだけで・・・・・簡単に、私を壊してしまう。


簡単に・・・・世界を変えてしまう。





______じゃあ、なんで・・・・





好きって言ったの?_____