太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

最後の夏くらい・・・特別にしたい。


お前と・・・・ずっと一緒にいたい・・・・。


俺がそう言ったら・・・お前は笑顔で頷いてくれる?



「はいはい、どうぞー」



芽悠が俺の顔を扇いだ。


風が前髪をなびかせるけど、あまり涼しいとは言えない。


「あれ・・?それって・・・中1の時に俺が誕生日プレゼントにあげたやつじゃん」


目に付いた下敷きの柄。


俺が・・・中1の時に芽悠に買ってあげたやつ。


本当は今でも使ってるのを知っていたけど、どんな反応するかなって・・・言ってみる。


大体どんな反応するかは分かってるのに・・・。

・・・俺・・・・結構Sなのかもな。