体が離れて、目線が合う。
零れ落ちる涙が、頬を伝う。
滲んでいる視界が、瞬きする度に鮮明になっていく。
頬を伝った涙が、彼の親指で拭われる。
柔らかい感触と、優しい温もりが・・・頬にじわりと伝わってきた。
触れられたところが熱を帯びて・・・・ピリピリと痺れるような感覚が全身に広がっていく。
「好きだよ」
低い声。
スローモーションのように近づいてくる彼の唇。
甘く、吸い込まれてしまいそうなほど透き通った瞳。
くらくらしそうな程に熱い感情が、心臓をぎゅっと締め付ける。
もう、何も考えられなかった。
私はただ・・・・
_____目を閉じた。

