太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~



「いっ、いえっ!何も!是非、行かせていただきます!」



即座に私はそう言って、ペコリ、と頭を下げた。


そんな私を見て少し笑うと、先生はまた、出席簿を私の頭の上ににコンッと当てた。


屈み込んで私の顔の位置まで自分の顔を持ってくると、いつもとは違うような甘い声で言った。




「絶対、来ないとダメだよ?」





黒くて少し長めの前髪の隙間から見えるグレーの瞳に、青空が映し出されている。


なぜか心臓が、ドクン、と音を立てた。


顔が、かぁっと赤くなっていく気がした。


いっ、イケメン・・・・・・。


今更ながらに、そんなことを再確認する。



「いっ、行きますっ!」




先生は、行かせていただきます、と言いながらあたふたしている私を見て、少し面白そうに笑った。



「じゃあ放課後な」



担任だから放課後の前にも沢山会うと思うんだけど。

そう思いながらも、教室から出て行く先生の姿を見ながら・・・・なぜか、ドキドキしている自分がいた。