「しーろーさーき」

「いでっ」




昼休憩、窓の外を見て・・・色々考えていた、のに。



今は、なぜか・・・・出席簿の平面で頭をバコンと叩かれている私。

しかもいでっ、って・・・・・変な声出たし・・・。



「お前、プリントは?」

「へ・・・・?」



少し睨みつけるように、出席簿で叩かれたところを摩りながら後ろを振り返る。


う"っ・・・・。


・・・・瞬時に目に入ったのは、不気味に微笑んで私を見下ろしていた・・・佐野っち。

少しビクッとしながら肩を竦める。



佐野っちがこんな笑顔のときは・・・・絶対に・・・やばい・・。