俺････いや･･･うわ･･･。
マジで恥ずいこと言ったし････。
俺は顔を隠すように下を向いて、頭をガシガシと掻いた。
そして、ふと顔を上げてみると････
そこには屈託のない笑顔で笑ってる佐野がいて。
「お前みたいに真っ直ぐな奴、好きだよ俺」
そう言って、首の後ろを摩った佐野。
･････は･･･？
よく･･･意味が分かんないんだけども。
佐野は俺がどういう意味かを聞く前に、
ははっ、と笑ってから教室を出て行った。
えっ、･･･おいっ･･･。
＿＿＿＿そんなお前の真っ直ぐなところ
･･････ほんと嫉妬しちゃうよ＿＿＿＿
ふっと微笑んだ後に、そんな切なげな声が････
聞こえた気がした。
