俺と佐野しかいない教室に、俺の必死な声が響く。 自然と鼓動が速くなって、胸で呼吸する。 息が続かないくらいに呼吸は苦しいけど・・・・ なぜか心がふっと、軽くなった気がした。 「そっか・・・・」 そうかそうか、と急に嬉しそうな顔になる佐野。 その笑顔には厭味とかなくて、ただ純粋に何かを喜んでいるような笑顔。 「なっ・・・・なんだよ・・・」 今更ながらに、大声で恥ずかしいことを言ってしまったと地味に照れくさくなる。