言えなかった。
今日もまた・・・・渡せなかった。
目線を下げて、カバンを見る。
カバンに入ったままの体操服。
動かなくなった、体。
世界が止まってしまったように、色が消えていく。
ぐらぐらと崩れていく何かが、芽悠との記憶も消し去ってしまいそうだった。
全てが、壊れていきそうだった。
自分の中が空っぽになってしまったように、何も感じない。
重い瞼を、ゆっくりと閉じる。
視界が暗闇で覆われる。
じわりと額に汗が滲んで、体が熱を持つ。
何処からかスーッと吹いた風に、鳥肌が立った。
俺は・・・・どうすりゃ・・・・いいんだよ・・・・。
今日もまた・・・・渡せなかった。
目線を下げて、カバンを見る。
カバンに入ったままの体操服。
動かなくなった、体。
世界が止まってしまったように、色が消えていく。
ぐらぐらと崩れていく何かが、芽悠との記憶も消し去ってしまいそうだった。
全てが、壊れていきそうだった。
自分の中が空っぽになってしまったように、何も感じない。
重い瞼を、ゆっくりと閉じる。
視界が暗闇で覆われる。
じわりと額に汗が滲んで、体が熱を持つ。
何処からかスーッと吹いた風に、鳥肌が立った。
俺は・・・・どうすりゃ・・・・いいんだよ・・・・。

