ビクッと震えた彼女の体。

ズキッと痛む心臓。


でも今は、ただ伝えないといけない。

感情なんて、どうでもいい。

どれだけ苦しくても、言わないといけない。

言わなきゃ・・・・いけないんだって・・。



そう思うのに、中々口が開かなくて、声も出ない。


掌から伝わってくる彼女の温もりが、より一層俺の心を掻き乱す。



いっそこのまま抱きしめて・・・・

好きだって、言えたら・・・・・。



「・・・待って・・・」



俺は声を振り絞って・・・・芽悠に言った。


好きだよ・・・・。

大好き・・・・だから・・・。


_____ごめん