太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~



教師っぽくない感じが、余計に親しみやすくて良い。

それにしても・・・・相変わらずイケメンだったな。

しかも・・・あんな優しいこと言って・・・・いつもとは大違いじゃん。


どれくらい生徒に告白されてるんだろ・・・。


そんなことを考えながら、私は階段を降りて靴を履き替えると、校舎から出る。


綺麗な・・・・夕焼け・・・・。



空を見上げて立ち止まる。



ピンクに染まった雲と、紫がかった空。


そこに見えた一番星が、小さく輝いている。




君も・・・・今頃この空を見上げて、あの小さな星を見ているだろうか・・・。



_____ちゃんと



伝えなきゃ_____



ふと感じた気持ちを心の中に閉じ込め、私は歩き出した。