「だから・・・少しだけ見せてくれた先輩の泣き顔を見て・・・僕を信用してくれてるんだなって・・・少しでも、そう思えただけで・・・嬉しかったんです・・・」
「いつでも・・・信用してるよ、ゆうくんのこと」
「ははっ・・・ありがとうございます、芽悠先輩」
急に下の名前を呼ばれてドキッとしたけれど・・・
私よりも言ったゆうくんの方が照れているみたいで、顔を赤くしている。
そんな彼が可愛くて、つい私も笑顔になる。
彼は・・・・小さな太陽みたいだ・・・。
「ありがとう、ゆうくん」
「いいえ、いつでも相談に乗りますから」
照れくさそうに笑った彼見て・・・可愛いなと無意識に笑ってる。
だけど私が泣いていた理由を聞こうとせずに、
ただ慰めてくれたゆうくんは私が思っていた以上に男らしくて・・・少し驚いた。

