太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

私はこの状況から一刻も早く抜け出すために、「私も掃除行くね!」と言うと、足早に教室を後にした。


・・・・・良かった、あそこにずっと居たら息が詰まりそうだった・・・。

流生とも爽太とも違う班で良かった・・・。

掃除場所一緒じゃないし・・・・そう思ってホッとする。



「芽悠ー!爽太くんと楽しそうに話してたね!」



掃除場所に行くと、同じ班で仲が良い横岡 真奈美(ヨコオカ マナミ)がいた。


私たちの掃除場所は別棟にある美術室の、前の廊下。

掃除時間中は誰も来ないから、掃除しなくてもバレないし何をしても大抵は大丈夫なこの場所。



「いやいや、どこが!」



私は慌てて真奈美の言ったことを否定する。



「いいなー・・・。私も話したい」



真奈美は長い睫毛を瞬かせると、目線を落として重いため息を吐いた。