太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~



自分が芽悠を傷つけているのに・・・それでもその事実から逃げようとしている。

・・・・俺は、罰を受けるべきなんだ・・・・。


そもそも、俺には二人の楽しそうな姿を見て、傷つく資格すらない。

嫉妬する資格すら・・・・ない。


それなのに、芽悠を奪い取って・・・・俺のものにしたい・・・。


そんな感情が、体中を灼くように痛みを感じさせる。



なるべく二人の会話を聞かないように、心を閉ざす。


だから・・・・・俺が芽悠から離れればいいんだろ。