太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~


アイツの苦しみを全て汲み取ってやれるわけでもない。

笑顔にしてやれるわけでも・・・・ない。

それなのに俺は・・・・何をするために芽悠のとこに行くんだよ。



何がしたくて、近づくんだよ。



俺が芽悠を苦しめてて、俺が大好きな彼女の笑顔を・・・・俺が奪った。

・・・これ以上芽悠の何を奪いたいんだよ・・・。



____行くな




何度も何度も頭の中でそう唱えるけれど・・・・芽悠に向かって進められる足。