太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~


きっとそれで・・・・・俺に怒った・・・・とか?


ってことは・・・こういうことか?


芽悠は、俺が今まで芽悠に何でも話していると思っていた。

それなのに、俺は芽悠に嘘を吐いた。


親友じゃなかったのか?

何でも話してくれていたんじゃなかったのか?


・・・・そう思ったのかもしれない。



とりあえず、さっき起きた出来事の整理がつく。


きっと・・・こんな感じだろう、と自分の中で片付ける。


これ以上考えるのは、ただ苦になるだけ。



そう思って・・・・また逃げる・・・・。


だからだ・・・。


親友。


未だにその関係から抜け出せない。

その関係が、俺を苦しめ・・・・・芽悠を苦しめている。


感情と、関係の差に・・・・胸がキリキリと痛む。

なぜか泣きそうになる。