この空間自体が・・・・居心地が悪い。
まともに呼吸が出来ない。
頭の中には、芽悠と流生の顔が思い浮かぶだけ。
金曜日に見た・・・二人が一緒に並んで歩いている姿が、延々と頭の中に映し出される。
相合傘・・・・。
至近距離にいた流生に、かなり嫉妬している。
そう、ただそれだけのこと。
今だって・・・・芽悠の隣に居て、慰めてるんだ・・。
そう考えただけで、心臓が何度も何度も刺されるような鋭い痛みが全身に駆け巡り、体の力が抜けていく、奇妙な感覚に襲われていた。
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