「おい、月峰。お前顔色悪いぞ」

「・・・・ぁ・・・大丈夫です」


1時間目。


芽悠は保健室に行って休んでいるらしくて、教室にはいない。

・・・流生も。


俺が考えていた展開が、気持ちとは裏腹に簡単に進んでいく。


「ほんとに大丈夫か?」

「・・・はい・・」


全く大丈夫ではない。


もう笑えてくるくらいに、頭痛が酷い。


吐き気までしてくる。