俺と・・・芽悠を引き離す・・・?



その言葉が、俺の心臓を貫き・・・言いようのない痛みを感じさせる。

全身が・・・・ガクガクと震えるような気がした。



きっとこいつは、俺が本当は芽悠のことを好きだと知っていて・・・・。



怒り、哀しみ、憎しみ・・・・全てを押し殺すように唇をぐっと噛み締める。


横岡にぶつけそうになる怒りを、自分の中で噛み殺す。



俺が・・・今何をしたって、意味がない・・・・。


やめろ。


傷つけることも、悲しませることも・・・・したくない。


誰にも・・・傷を与えたくない。