太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~


「・・・何」



自分でも聞いたことがないくらいに、冷たく・・・感情のない声で言っていた。


その声に、少しだけ彼女の顔が歪む。


寂しそうな・・・・哀しそうな表情で、少し潤んだ瞳。



それも・・・・嘘?



また俺を・・・操っているのか?




「ふふっ・・・・。絶対、爽太くんと芽悠を引き離すから」



気味の悪い笑顔で、意味の分からないことを言う横岡。