太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~


ぐるぐると色んな考えが頭の中を駆け巡り・・・・もうどうしようもできない現実を、ただ見つめていた。


机に突っ伏して、外の世界が見えないようにする。


瞳を閉じてみると、真っ暗闇の中にただ一人いる感覚に陥る。


周りでは男子が騒いでいるはずなのに・・・今は全くそれが聞こえない。


雑踏も何もかも、俺の耳には届かない。


ただ・・・・暗闇の中を彷徨っている。


終わりのない道を、光のない道を・・・・ただひたすら歩き続けるように何もない。

俺を遮るものも、導くものも・・・・何もない。


孤独に支配されて、叫びたくなるような恐怖に襲われる。