太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

固まったまま動かなくなった体に、必死に力を入れる。


体を引きずるように自分の席まで行き、座る。


もう・・・家に帰りたい。

この空間自体が息苦しくて、自分の首が締め上げられているように感じた。


「あっれぇー、元気がないでちゅね、爽太くん」

「うっさい、黙れ」

「朝からひっでぇなぁー・・・・」


友達の冗談にも、今は付き合ってられない。

極力誰とも話したくない・・・。


話せば・・・・誰かに八つ当たりしそうで、怖い。


これ以上人を傷つけるのが・・・・怖い。