太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~



俺が・・・芽悠を守ればいい。


ずっと、傍にいて・・・お前を守ることが出来れば、それでよかったのに。


まさか自分から、守ってきたものを手放すことになるなんて・・・。




違う、俺の芽悠じゃない_____




その時やっと、俺の中のもう一人の自分が言う。


自分にとってただ苦しいだけの言葉を、言う。



芽悠は・・・・俺のものじゃない。


俺は、ただ傍に居ただけで・・・・アイツを守れていたかも分からない。


・・・ずっと前から・・・・"俺の芽悠"じゃないことも、分かってた。



そう、ただ自分にそう思い込ませて・・・・満足していたかっただけ。