その瞬間、目の前にいる芽悠との間に・・・大きな壁が出来ていく。
もう、触れることも、喋ることさえも出来ない。
俺はそこに立ったまま動けなくて、ただ教室を足早に出て行く芽悠を見つめていた。
・・・・俺って・・・・悉く最低な人間だ。
ただ一人、好きな女でさえも・・・幸せに出来ない。
お前が笑ってくれていれば・・・・それだけでいいのに。
ただ、お前の笑顔が見られればいいのに。
なのに・・・・それさえも、もう俺には出来ないことになってしまった。
きっと・・・嫌われたんだろう。
横岡が芽悠に何て言ったかなんて知らないけど・・・・きっと俺にとって都合が良いわけがない。
無理やりキスされたとか・・・そんなことを言われてたらもう終わりだ。
お前は・・・・きっと俺に失望してるんだよな・・・。
知ってるよ、分かってる。
自分がどれほど最低で、欲深くて・・・・汚い人間かってことくらい。
俺が近づくだけで、お前が汚れてしまうことも・・・・知ってる・・・。
もう、触れることも、喋ることさえも出来ない。
俺はそこに立ったまま動けなくて、ただ教室を足早に出て行く芽悠を見つめていた。
・・・・俺って・・・・悉く最低な人間だ。
ただ一人、好きな女でさえも・・・幸せに出来ない。
お前が笑ってくれていれば・・・・それだけでいいのに。
ただ、お前の笑顔が見られればいいのに。
なのに・・・・それさえも、もう俺には出来ないことになってしまった。
きっと・・・嫌われたんだろう。
横岡が芽悠に何て言ったかなんて知らないけど・・・・きっと俺にとって都合が良いわけがない。
無理やりキスされたとか・・・そんなことを言われてたらもう終わりだ。
お前は・・・・きっと俺に失望してるんだよな・・・。
知ってるよ、分かってる。
自分がどれほど最低で、欲深くて・・・・汚い人間かってことくらい。
俺が近づくだけで、お前が汚れてしまうことも・・・・知ってる・・・。

